猫を飼育するのに向いていないのはどんな人?

2019年に発生した流行り病の影響でペットを飼う人が急増しています。私の周りにも犬や猫を飼う人が増えていますが、思っていたよりも大変だったという声をよく耳にします。ここでは猫を飼育するのに向いていない人の特徴について説明していきます。

猫を飼育するのに向いていないのはどんな人?

家を空けることが多い人

猫は自分でトイレを使ったり、ひとりで遊んだりできるため一人暮らしでも飼育しやすいペットです。犬のように毎日の散歩も必要ないため多忙な生活を送る人であっても飼育は可能です。しかし、猫も定期的なエサや水を用意してあげる必要があるほか、トイレの掃除、健康チェック、獣医の診療など飼い主の世話が必要です。

家を空けることが多い人が猫を飼育する場合は、家族や友人、ペットシッターなど猫の世話を頼れる人や専門家がいるかどうかを確認する必要があります。また、猫が長時間ひとりでいることが多くなる場合は、猫にストレスがかかる可能性があるため適切な環境や遊び道具を提供して猫が快適な生活を送れるようにする必要があります。それらが難しい場合、猫を飼育するのはやめておいたほうがいいかもしれません。

短気な人

短気な人は猫の飼育に向いているとは言えません。猫は自分のペースで行動し、飼い主の要望に従わないことがあります。また、猫は体調不良や行動の変化などによってさまざまなサインを発することがあります。飼い主は猫のサインを見逃さず、適切なケアを行う必要があります。そのため、猫の飼育には忍耐力や理解力が必要となります。

短気な人が猫の行動に対して激しく叱ったりする場合、猫はストレスを感じる可能性があります。猫と信頼関係を築くためには寛大な心で接する必要があります。そのため短気な人は猫の飼育に向いているとは言えず、猫の行動に対して冷静に対応できる人が飼育に向いていると言えます。

潔癖症な人

猫の飼育において極端に潔癖症な人はやめておいたほうがいいかもしれません。猫が遊んで散らかした部屋を見て怒ってしまったり、何かあるたびに消毒・消臭スプレーなどを使用する人は猫にとってはよくない人といえます。一方でしっかりと猫のことを考えて適切に対応できればキレイ好きは猫にとって最高の環境を用意できることにもなるため、どこまでなら許せるのか判断する必要があります。

猫アレルギーの人

猫アレルギーの人が猫を飼うと症状を悪化させることになるため向いていません。猫アレルギーは、猫の毛や皮膚のカス、唾液などに含まれるアレルゲンに反応して発症します。症状には、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、発疹、呼吸困難などがあります。猫にとっても、アレルギー反応を起こす人が近くにいることがストレスになり、猫の健康に影響が出る場合があります。

そのため、猫アレルギーの人は猫の飼育に向いていないと言えます。猫を飼いたい場合は、アレルギー症状の軽減方法を探ったり、アレルギーのない人が飼育することを検討するなどの対策を取る必要があります。

経済的な余裕のない人

猫の飼育には必ず費用が発生します。月々の費用は大したことなくても10年以上飼育するとなると、その総額はかなりのものになります。また高齢になるにつれて病気のリスクも高まるため治療費がたびたび発生します。治療費については基本的には全額自費になるため、その費用を用意することができるかしっかりと考えましょう。

ペット不可の賃貸物件に住んでいる人

ペット不可の賃貸物件に住んでいる場合、こっそりと飼育を始めてしまうと契約違反となり、大家さん・管理会社とのトラブルの原因となります。もし、発覚してしまえば猫を手放すか引っ越すかという択を迫られ、どちらにせよ猫にとって大きな負担となってしまいます。私は猫を飼うためだけに大して不満のなかったマンションからペット飼育可のマンションに引っ越したことがあります。ペット不可の賃貸物件に住んでいて、それでも猫を飼いたいと強く思うのであれば、契約違反にならないように大家さんや管理会社と話し合うか、引っ越すことから始めましょう。

猫はひとりで遊ぶことも上手でお留守番も得意だと言われています。トイレのしつけも簡単で散歩も必要ありません。比較的飼いやすいペットとして大人気ですが、安易に飼い始めてしまうと飼い主も猫も不幸になってしまうかもしれません。事前によく考えて、最後まで責任が取れると確信できるときだけ飼うようにしましょう。

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