成長しても片手で軽々と抱き上げることができる小型な猫は、いつまでも子猫のようなかわいさで人気が急上昇しています。猫の体重は個体によって異なりますが、このページでは成猫時の体重が最大で4㎏以下の猫を小型猫と定義して、その中からおすすめの5種類の猫種を魅力と一緒にご紹介します。
小さいけれど元気いっぱい! おすすめの小型猫4選
小型猫の魅力
猫のサイズは品種によって異なります。世界最小の猫は野生のアフリカ猫「クロアシネコ」で、成猫でも1~2.5kg程度しかないとされています。「小型猫」と呼ばれる猫種は大型化しない特徴があります。
小型猫の魅力は華奢で可愛らしい外見だけでなく、小さな体型が扱いやすく、集合住宅や狭い空間でも飼いやすいという点が挙げられます。ペット可の物件でも、サイズによっては制限があることがありますが、今回紹介する猫種はサイズの制限に引っかかる可能性は低いと言えます。 また、小型猫は鳴き声や活動音も比較的小さいため、近隣への影響を気にせず飼うことができます。 小型猫は食事量も大型猫ほど多くはないため餌代の負担も少ないです。 さらにシニア期になると、動物病院に行く頻度が増えることがあります。10kgを超える大型猫だと抱き上げたり外出したりするのが大変ですが、小型猫は体重が軽いため女性でも扱いやすく、お出かけにもラクラク連れて行けます。
おすすめの小型猫4種
マンチカン
【大きさ】
・体重2.5~4kg
【特徴】
マンチカンは、体高13.6cmの個体が「世界一体高の低い猫」としてギネスブックに登録された猫種で、短足猫の突然変異から生まれました。この短い足でヨチヨチと歩く姿は、まるで犬のコーギーのようにチャーミングです。 マンチカンは、身体的特徴を固定化するために、猫種の交配を経て育種された猫種の一つであり、猫種の歴史が浅いため、純血種同士の交配でも短足の子猫が生まれる確率は2割程度と言われています。 小さいながらも活発で運動量が多く、好奇心旺盛な性格を持つマンチカンは、飼い主にとって愛らしいペットとなるでしょう。
シンガプーラ
【大きさ】
・体重2~3kg
【特徴】
シンガプーラはシンガポール土着の猫をルーツに持つ猫種でアメリカで育種されました。現存する純血種の中で最も小さい猫種の1つで、アグーチセピアと呼ばれる独特のティックドタビー柄が特徴です。淡いセピア色の短毛が魅力的です。 この猫種は非常に甘えん坊で、他の猫と比べても飼い主に寄り添い、肩に乗ったり後を追ったりすることを好みます。
ミヌエット
【大きさ】
・体重2~4kg
【特徴】
ブリーダーによって生み出されたミヌエットはマンチカンとペルシャを掛け合わせた猫種です。かつては「ナポレオン」という名で呼ばれていました。 短い四肢とゴージャスな長毛を併せ持ち、気品が漂う見た目が魅力的です。 優しく人懐っこく、誰とでも仲良くできる甘えん坊の性格をしています。多頭飼いや小さな子どものいるファミリーにも適している猫種です。
デボンレックス
【大きさ】
・体重2.5kg~4kg
【特徴】
イギリスで生まれたデボンレックスは他の猫種にはない独特のカールヘアーが特徴で「プードルキャット」という愛称でも親しまれています。名前の由来は、発祥地であるイギリス南西部のデボン州にあります。かつては「コーニッシュレックス」という猫種の一種として認識されていましたが、後に別の猫種として登録されました。 非常に甘えん坊で好奇心旺盛な性格が特徴で、犬のように飼い主や他の動物と一緒にいることを好みます。このため多頭飼いに適していると言えます。
ここまで小型猫を飼いたい方向けにおすすめの4種類の猫を紹介しました。独自の外観と性格を持つ小型の猫との生活は確かに楽しいものになります。 もし気になる猫種が見つかったら、是非、子猫を迎えることを検討してみてください。